• 私たちの活動の地域のこと
  • 私たちの活動目的

2025年11月6日(木)、山口県小野地区民生児童委員協議会の皆さまが、私たちNPO法人ドッグセラピージャパン(DTJ)の施設視察にお越しくださいました。

私たちは、「犬と人との絆を通じて様々な社会課題の解決に取り組む」ことをミッションとしています。

今回の視察では、民生委員・児童委員として地域福祉の最前線でご活躍される皆さまに、ドッグセラピーが現代社会、特に福祉の現場でどのような役割を果たし、どのような効果をもたらしているのか、具体的な事例を交えて詳しくご紹介させていただきました。

 

 


 

🐕 地域福祉の専門家が注目したDTJの取り組み

 

日々、地域の方々と向き合っておられる民生委員の皆さまからは、特に以下の活動について熱心にご質問をいただき、深い関心をお寄せいただきました。

  • 高齢者・障害者施設への訪問セラピー

    セラピードッグとのふれあいが、お年寄りの皆さまに笑顔や会話を引き出し、心身の活力を呼び覚ます様子をお伝えしました。認知症の方が犬にだけは反応を示されるケースなど、「犬の力」が医療や介護の現場で果たす役割に関心が集まりました 

  • ドッグ介在教育(心の教育)

    学校や子ども食堂へ訪問し、子どもたちが犬との正しい接し方を学びながら「命の大切さ」や「他者への思いやり」を育む情操教育です。

  • 障害者就労支援

    DTJでは、動物好きな障害のある方々が、セラピー犬の訓練、お世話、犬カフェの運営、さらにはPCスキルを活かした広報活動など、多岐にわたる業務で活躍しています。これが社会参加だけでなく、確かな「働きがい」と「経済的自立」に繋がることをご説明しました 

  • 不登校児童の支援サポート

    犬は、評価や判断をせず、ただそこにいてくれる存在です。安心できる環境で犬とふれあうことを通じて、子どもたちが自信を取り戻し、社会への一歩を踏み出すきっかけ作りをサポートしています。


 

🧐 視察でいただいたご質問とDTJの回答

質疑応答では、皆さまの真摯な想いが伝わる、核心的なご質問をいただきました。これは多くの方が疑問に思われることでもあるため、ここで一部をご紹介します。

Q1. こんな素晴らしい活動を、なぜもっと全国に広めないのですか?

 A1. 私たちも、犬と人が共生できる社会を全国に広げたいと強く願って います。

しかし、私たちの活動の核となる「セラピードッグ」は、一朝一夕に育成できるものではありません。犬の交配から出産、育成、そして高度な訓練まで、多くの時間と専門的なケアが必要です。

また、訪問先での活動を支える「人」(ドッグセラピストや障害者スタッフ)の育成も不可欠です 。

私たちはまず、この福岡・鞍手の地で、「犬を通じた地域共生社会」の確かなモデルケースを築き上げること を最優先としています。ここで培ったノウハウや育成システムが確立されてこそ、真に質の高いドッグセラピーを他の地域へも展開できると考えています。

 

Q2. 障害のある方には、犬の事や扱い方をどうやって教えるのですか?

A2. 私たちは「その人の特性をプラスに変える」ことを大切にしています 。

例えば、聴覚に障害のある方は、その集中力の高さを活かしてトリミング技術を習得されています 。発達障害のある方は、好きなことにとことんこだわる特性を活かし、PCでのWeb制作やデザインといった広報業務で力を発揮しています 。

犬の扱い方(訓練やお世話)も、一方的に教えるのではありません。犬と接する中で、コミュニケーション能力、責任感、そして「気づき」(犬の体調変化など)が自然と育まれていきます 。それぞれの特性に合わせた業務(適材適所) を見つけることで、無理なく専門的なスキルを身につけていけるようサポートしています。

 

Q3. 人とふれあうことで、犬(セラピードッグ)にストレスはかからないのですか?

A3. 非常に重要なご質問です。私たちは、犬を「道具」ではなく「パートナー」として考えています。

セラピードッグの育成において最も重要なのは、「人なつっこく、人が大好き」な性格の犬を選び、育成することです。DTJでは、セラピー活動に向いている犬種の繁殖(ブリーディング)から手がけ 、子犬の頃から多くの愛情を受けて育ち、「人とふれあうこと=楽しいこと」として訓練された犬たちが活躍しています 。

もちろん、犬も疲れます。そのため、活動時間や休憩は厳密に管理し、犬の体調や精神状態を最優先にしています。犬がストレスなく「仕事」を楽しんでくれることこそが、良いセラピー活動の基盤であると確信しています。


 

😊 ふれあいタイムで笑顔の輪が広がる!

座学の最後は、お待ちかねのセラピードッグたちとのふれあい交流タイムです!

トイプードルの「くろあん」くん、「きぬ」ちゃん、そして愛嬌たっぷりのフレンチブルドッグ「ジバニャン」ちゃんが登場すると、会場は一気に和やかな空気に包まれました。

 

 

最初は少し緊張気味だった方も、犬たちが足元にすり寄ったり、膝の上でリラックスしたりする姿に、自然と表情がゆるみ、素敵な笑顔があふれていました。

 

 

「犬の温もりが伝わってくる」「見ているだけで癒される」といったお声をいただき、まさに「犬の力」をリアルに体感していただけた、心温まる時間となりました。

 

 

参加された皆さまからは、

「この活動が、多くの方の心の癒しや活力になっていることがよく分かりました。これからも頑張ってください」

と、非常に温かいお言葉をいただきました。

地域福祉の専門家である皆さまからいただいたご意見と激励は、私たちにとって大きな励みとなります。

ドッグセラピージャパンは、皆さまからいただいたお言葉を胸に、犬と人の絆を力に変え、誰もが孤立せず支え合える「地域共生社会」の実現  に向けて、これからも一層尽力してまいります。

山口県小野地区民生児童委員協議会の皆さま、この度は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました!